ハッピーマタニティ&ふれあい子育てアドバイス

はじめての出産までに知っておいてほしいコト

  • 妊娠中にやっておいて良かった&やっておいた方が良いコト
  • ダンナ様と一緒に楽しい妊娠生活を送るためのコツ
  • 妊娠中の身体ケアの大切さ&ストレス解消法
  • ママの心の安定は大事!産後クライシスなどにならないために
  • 妊娠中にやっておいて良かった&やっておいた方が良いコト

    英里さん:私は初めての妊娠の時には、とにかく「楽しく過ごしたい!」と思っていました。胎児ネームに「元気」という名前を付けて、「元気」 「元気」としょっちゅう呼びかけていましたね。そして、「やりたいことリスト」を10個ほどあげて、実戦していました。〝出産前に夫婦二人で旅行に行きたい″とか。〝マタニティフォトを撮りたい″、〝ラーメン屋に行きたい″、〝映画に行きたい″、〝カラオケ行きたい″などです。

    水野先生:確かに、出産後は映画やカラオケは行きにくいですよね。妊娠中にお母さんが不安になってしまうと赤ちゃんにもダイレクトに伝わったりするので、赤ちゃんに声をかけながら、そして楽しく過ごしていくのは赤ちゃんにもプラスの影響になります。
    他にも、「食生活に注意をすること」、「日常生活でも日光にあたること」も大事なんですよね。英里さんはどうでしたか?

    英里さん:妊娠中、結構動くことが多くて移動も電車が多く、駅から自宅まで歩くとか目的地まで歩くとかしていましたね。

    水野先生:日光にある程度あたることも大事なんですよ。紫外線は若い女性の方は嫌われますが、紫外線を浴びないと皮膚でビタミンDができないのです。ビタミンDを増やすことはお腹の中の赤ちゃんの骨の発育にもいいですし、アレルギーにも感染症にもなりにくくなるなど、良い影響があるのです。夏場であれば15分程度、顔はあたらないようにして、腕のひじから下で大丈夫です。冬だともう少し長くあたってほしいですね。

    水野先生:食事面はどうでしたか?

    英里さん:妊娠中、食べたい欲が出てきて。つわりは軽いもので、体重がどんどんプラスになって(笑)。好き嫌いなくなんでも食べていました。

    水野先生:色々なものをお母さんが食べることによって、味、におい、風味が羊水に出て、お母さんが様々なものを食べると、赤ちゃんは自然と好き嫌いが減るとも言われています。羊水を通して味覚を赤ちゃんも学習するのです。お魚って最近はあまり召し上がらない方も多いじゃないですか、魚は食べますか?

    英里さん:和食が好きなので、お魚もよく食べますね。

    水野先生:日本人はもともと魚をよく食べていたので、母乳にもDHAが多かったのです。お母さんからDHAを多くもらっていると赤ちゃんはアレルギーになりにくい、頭も良くなり、視力が良くなる、またお母さんも鬱になりにくいと言われています。背の青い魚を週3回程度は意識して食べてもらいたいですね。

  • ダンナ様と一緒に楽しい妊娠生活を送るためのコツ

    英里さん:私の場合は主人がよく話を聞いてくれるタイプの人で。

    水野先生:素晴らしいですね。ご主人が話をきちんと聞いてくれるというのはいいこと、出産後もそうですが、奥様の話をよく聞いてくれる方というのはすごく良いことで。奥様の一番身近にいる人ですからね。男性は奥様の立場になってみたら、と思いますよ。考えてみればどんなに大変なことか、男性はわかると思います。5分だけ話を聞こう、3分だけ長く話を聞こうと考えて。奥様はそれだけで安心するのですから。

    英里さん:別に解決方法はいらなくて。ただ聞いてもらえたら心が満たされるんですよ。なのに、ああすればいいじゃない、こうすればいいじゃないとか言われると、ムッとしちゃいますね。

    水野先生:確かに男性は解決策を言いたくなるんですよ。でもそれは言わないでもらいたいんですよね。

    英里さん:女性も〝妊娠時や出産後の時期はこうなんだよ″と事前に旦那さんに伝えておくとか。鬱憤をためて一気に、正面から伝えるのではなく、先に少しでも言っておけば、向こうの対応も「仕方ない時期なんだな」と思ってくれるんじゃないかと。そうすれば、すれ違いが減ってケンカや夫婦間トラブルとかも避けることができるのかな、と思うんですよね。

    水野先生:蛯原さんは楽しい妊娠生活をされていたみたいですね。

    英里さん:私の場合、やりたいことは全部箇条書きにして、終わったら青線を引く、という感じでやっていたので、それを一個ずつクリアすることで、出産までの心の準備とか、主人と一緒にやっていくと主人も私も一緒に出産に向かっていっている感じがあり、それもストレスの軽減につながったと思います。

    水野先生:それはいいことでしたね。多くのお母様方も「妊娠中のやりたいことリスト」を作ってみて、ご主人と二人でしかできないことを書き出して実行してみるといいですよね。そうすることでご主人との絆も深まるし、ストレス軽減にもつながりますよね。

    英里さん:二人だけの時間は、子供が生まれたらとても限られていますからね。出産前は、本当に濃い時間になると思います。

    水野先生:その次の二人だけの時間は、子供が巣立ったあとですからね……。かなり先になってしまいますね。出産前の夫婦生活というのは大切な時間です。

    英里さん:出産前の夫婦の時間はとても大事なものですね。

  • 妊娠中の身体ケアの大切さ&ストレス解消法

    英里さん:私の場合は、後半結構むくみがきていたのですが、温かくすること、下半身の冷えがないようにお風呂に入ったりとか、足首、膝、太ももの付け根辺りなどを冷やさないように心がけていましたね。私は、出産予定日が8月だったので、冷房がかかっている時期で、室内に入ると寒い……、だからひざ掛けを準備していました。あとは足を動かしたほうがいいと思ったので、スニーカーを買って散歩しました。

    水野先生:すごくいいですね、妊娠中は散歩がいいと言われていますからね。あと夏場は建物の中はクーラーが効きすぎていることが多いので、ひざ掛けを持ち歩くのはいいですね。電車の中も寒いので。夏は体調管理が大変ですね、外出ると暑いし、室内は寒いし。

    英里さん:確かに、夏は大変でした。外と室内の温度差が激しくて……、風邪を引いても困るので、かなり気をつけていましたね。

    水野先生:あとは、むくみ対策には塩分を控えめにすることですね。体を動かして、普段の食生活で、バランスよく栄養を摂れば問題ないと思います。

    英里さん:プレママでストレスを抱えている人も多いはずなんですよね。私の場合、妊娠中に行われる母親学級とかで友達を作ったことが、すごく良かったと思います。というのも、初めての出産で、同じ思いや同じ不安を、「怖いよ、これどうする」とか「あと何日だよね」とか、気持ちを一番共有してくれる存在だったから。主人もそうですが、ママ友の存在が大きかった。主人も話を聞いてくれるタイプなので、それにもすごく救われました。

    水野先生:ご主人がちゃんと話を聞いてくれるというのはとても大事なことで。あとはお母様同士というのも、出産後もそうですが同じ山を登ってる仲間みたいなものですから、妊娠中から始まって、出産後、そして子育てとずっとつながっていける。なんでも言い合える仲間がいることはいいことです。色々なことが聞けますし。あとは先輩ママが身近にいてもらえるといいですね。特に早産の赤ちゃんを育てたお母さんの話など参考になると思います。話を聞ける、聞いてもらえることでストレス解消につながりますから、妊娠中に繋がりを求めておくと、出産後に慌てなくて済みますからね。

    英里さん:そうですね。

    水野先生:出産後に問題があったとき、誰か相談する人を探すことは大変ですが、妊娠中からのお友達がいれば、「ちょっと聞いてみようかな」ってできますからね。

  • ママの心の安定は大事!産後クライシスなどにならないために

    英里さん:皆さん「産後クライシス」って知っているんですかね? 最近よく言われている気がしますが。

    水野先生:私は実は、「産後クライシス」という言葉自体はあまり聞いたことがないのですが、お母様方から生の声は聞きますよ。例えば4カ月検診くらいになると聞くのが、ずっとお母さんはお子さんと朝から晩まで一緒、ご主人が朝6時に家を出て、お家に夜10時頃帰ってくるとすると、本当に1日中二人きりですよね。ご主人が帰宅したときに「今日こんなことあったのよ」と言っても「今日は疲れたから明日にして」と言われ、ご主人に話を聞いてもらえないとする、するとどんどんストレスがたまっていき、追い込まれていく。ご主人との関係も悪くなっていく、というのは時々聞きます。

    英里さん:私の周りも……、鬱とまではいかないけれど、それって、女性ホルモンのバランスが原因とも言われているので、その時期が自分の感情のすべてとは捉えないようにする、一時期のもの、と考えるとか。自分のせいじゃなくてホルモンのせいと思う、とか。

    水野先生:私は、妊娠後期の両親学級で、ご主人にだけ最後にメッセージを伝えます。「とにかく奥さんからの訴え、愚痴とか、なんでもいいから聞いてあげてほしい。 聞くだけでいい、それだけ。〝それはこうだよ″などと意見を言わずに聞いてあげてください。〝君が子供を見ていてくれるから僕は安心して仕事できるんだよ″とか、その一言で奥様はまた明日から頑張れる。しっかり聞いてあげてください。自分も大変かもしれないけれど、もし逆になった場合を想像してみてください。朝から晩まで子供のおむつを替えて、お乳をあげて、それが一週間のうち5日や6日続く、それを考えるとどう思いますか」と私が伝えると、旦那さんも「そうかぁ」と。「出産したあとはちゃんと聞きます」と言ってくれます。愚痴を聞いてもらう、というのはお母さんにとってストレスを解消するのには一番の方法ですから。

    英里さん:もう、ホント、先生が旦那さんだったらいいのに、と思いますね(笑)。世の中の男性がそういう気持ちになってもらえたら、きっと救われるママもいっぱいいるし、育児も楽しくなると思います。

蛯原 英里さん

Profile

ena AMICE(エナ・アミーチェ)代表 日本チャイルドボディケア協会 代表

赤ちゃん子育てのエキスパート

水野 克己先生

Profile

昭和大学 医学部 小児科学講座 主任教授 1987年 昭和大学医学部卒業 1994年 小児科専門医 2014年 新生児指導医
蛯原 英里さんの推薦される先生(お子さんの主治医であるなど、公私共に交流があり)。

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