ハッピーマタニティ&ふれあい子育てアドバイス

赤ちゃんの成長のために大切な“ふれあい”

  • 情緒の安定に繋がる“ふれあい”の仕方
  • 赤ちゃんの頭の形や向き癖が気になる方へのアドバイス
  • ふれあいベビークッションで「一人遊び」手や足の発見!
  • 信頼できる「かかりつけ医」って?
  • 情緒の安定に繋がる“ふれあい”の仕方

    英里さん:アイコンタクトを取りながら触れ合うことが一番ポイントですね。ママやパパの声を聞かせながら、優しく手を添えて声をかける。しっかりと見ているということは情緒の安定に繋がりますので、頭などを優しく撫でてあげる。
    注意点としては大泉門(※)が赤ちゃんはまだ開いている状態なので、押さないように。温めてあげるだけでもいいです。ママの呼吸や赤ちゃんの呼吸に合わせて、ゆっくりゆっくり触れることです。一番はパパやママがリラックスした状態であることですね。
    (※)頭蓋骨の発達がまだ十分でないためにできている「すき間」

    水野先生:確かにお父さんお母さんが落ち着いていれば、赤ちゃんも落ち着いてきますよね。ご両親がイライラしていたら、赤ちゃんもイライラする、なかなか泣き止みませんから悪循環になってしまいますね。大事なのはご両親にいっぱい抱っこされること、お母さんが沢山抱っこをすれば情緒を育ててくれる、お父さんが沢山抱っこをすると社会性が育まれるそうです。「オキシトシン」という物質が抱っこする側もされる側も沢山出ると言われています。

    英里さん:触れるだけではなくしっかりとアイコンタクトをとったり、好きな人の声を聞いたりすると、オキシトシンが出てくると言われていますよね。

    水野先生:日本ではいい言葉がありましてね。「乳飲み子は肌を離すな、幼稚園生くらいは肌は離せ手は離すな、小学生は、手は離せ目は離すな、青年期になれば目は離せ心は離すな」という。親と子はいつでも繋がっていますから。

    英里さん:知っています、そのフレーズ。本当にその通りだなと思います。触れるだけで、温かみを感じるだけで、見つめられるだけで、子供は「自分はここにいていい存在なんだ」「ここは居心地がいいな」「自分のことを愛してくれているんだな」と自己肯定感が育っていきますから。

    水野先生:自分を認めるということは大事で、その土台となるのが「親から愛されること」。具体的に言えば沢山ハグをしてもらうことですね。
    小さい頃に触れられることが少なかった子供は、大人になって人から触れられることが嫌になる場合も多いのです。でもそれは寂しいことですよね。

    英里さん:確かに振り返ると、ハグされたり背中を撫でられたり、頭をポンポンされるだけで大事にされたという記憶になっていますね。

  • 赤ちゃんの頭の形や向き癖が気になる方へのアドバイス

    水野先生:お母さんが赤ちゃんの頭の形が気になるようになるのは、生後3~4カ月くらいからが多いですね。普段は上から頭の形を見ることはないので、1カ月検診で腹ばいにして診察をすると、多くのお母さんがお子様の頭の形をまじまじと見ることになり、形がいびつだと「初めてこんなの見た!」と驚かれる場合がよくあります。向き癖がある子だと……、右ばかり向いていることがあって、そうすると頭の右の後ろ側がつぶれてしまうのです。

    英里さん:そうですね、後ろ部分がまっすぐになってしまうんですよね。

    水野先生:赤ちゃんの頭はお母さんの産道を通ってくるので柔らかいのですが、だからこそ右ばかり向いていると右側がつぶれてきてしまうのです。それがひどくなってしまうと、右のおでこが出てくるのですよね。それが固まってくると……、お母さんの余裕が出てきて、首も座った3~4カ月くらいのときに見ると「ずいぶん形が悪いな」と気になってくるようになります。3~4カ月頃には骨もしっかりと固まってくるので、それから戻すのは難しくなりますね。

    水野先生:ではどうすればいいかと言うと、後ろになるべく力が加わらないようにする。蛯原さんがプロデュースされたこの「ふれあいベビークッション」を使うと、安定しやすいのです。比較的上を向きやすい、そして柔らかいので右をずっと向いていたとしても頭の骨に影響を与えにくいのです。つまり向き癖や頭の変形の予防になります。なおかつ体が埋まる形状は周りから支えられ、お腹の中にいる状態と近いので安心できます。4カ月くらいから頭の形が固まってしまってじたばたしても遅いので……。

    英里さん:そのようにおっしゃっていただけると嬉しいですね。その思いもあり、このクッションを作ったのですが、赤ちゃんは平らなところに寝かせられると圧がかかるので、ママたちも「頭の形大丈夫かな?」と思うことがあると思うんですよね。首枕も私、娘にやっていましたが、タオルをくるくると丸めて首の下に入れるとママが抱っこしている状態に似ているし、圧が分散されるのです。

    水野先生:とても理にかなっていていいですね。

  • ふれあいベビークッションで「一人遊び」手や足の発見!

    英里さん:私がプロデュースしたこの「ふれあいベビークッション」ですが、赤ちゃんが丸くなるんですよね。お母さんのお腹の中のような、自然と包まれている感じがしますし、膝に手がいったりだとか、視界に自分の体の一部が入ってくるので、自分の手を発見しやすくて、そこから指しゃぶりにつながっていったりだとか。
    だから実際にご利用いただいたママたちからは「もっと早く知っておけば良かった!」と言われましたね。
    自分で遊んで、赤ちゃんにとっては一番敏感な口に、手や足を持っていくことで体の発見や一人遊びにもつながっていきますし、発達にもいいと思っています。

    水野先生:そうですね、5~6カ月くらいの赤ちゃんだと仰向けにしていると、あんよを自分で握ったり舐めたり、「これが足なんだ」という発見につながっていきますからね。自分の耳たぶなんかを引っ張ったり、でべその赤ちゃんは自分のへそを引っ張ってみたりするのですよね(笑)。そして引っ張りながら、これが自分の体なんだ、と学習しているんだな、と見ているのも面白いですよね。そういった意味でも様々なことができるようになったり、自分の体の一部を体験できるようになることにも役立っているクッションなんですよね。

    英里さん:まっすぐなところでずっと寝ている赤ちゃんよりも、こういった丸みを帯びたクッションで寝かせている赤ちゃんのほうがキックが早く始まったり、寝返りもまずは足が上がって、そして手がついていって、寝返りをするようになるのですが、このようなクッションだと足も上がりやすいんですよね。
    以前こんな話を聞いたのですが、普段は全然動かないのに、このクッションに赤ちゃんを置いたら、「初めて膝を触っているのを見ました!」とお母さんがすごくビックリされていました。

    水野先生:こういった形状のクッションであれば、体の色々な場所に手が届きやすいからいいですよね。

  • 信頼できる「かかりつけ医」って?

    英里さん:私の場合は水野先生にかなり頼っている部分がありますが……、信頼できるかどうかは「相性」があると思います。自宅から一番近い病院がたまたま相性ピッタリの先生だった、ということはなかなか難しいと思います。

    水野先生:一般的に病院は、自宅近くにある病院に行く方が多いと思うのですが、可能であれば何か所か行ってみて、先生方と話をしてみて、合う合わないを考えてみる。そして、検診の時など自分が元気がもらえるかどうか、自分の子育てを認めてもらえるかどうか。
    私たち医療者も気をつけなければいけないことなのですが、医療者自身の価値観を押し付けることがあるのです。例えば、「母乳育児がいいのに、なぜ粉ミルクで育ててるの?」と言ったり。母乳育児がいいとわかっているのに、苦渋の選択の末、粉ミルクで育てたという経緯のお母さんに母乳育児じゃないの、と言ったとすると、お母さんは傷つきますよね。
    自分の価値観を押し付けない先生、なおかつ自分が行っている育児を認めてくれる先生、プラス、必要な情報を提供してくれる先生を探してみるといいのかな、と思いますね。
    身近に一軒しか小児科医がいない、という場合もあると思うので、かかりつけ医とは別に、なんでも相談できる人が身近にいればいいですね。
    なので、かかりつけ医の見つけ方は難しいと言えます。

    水野先生:お母さんたちが困ったことを相談できる場所があるといいですね。かかりつけ医がどのようなことでも気軽に相談できる先生なら、両方兼ね備えていればいいのですが……。

    英里さん:先生からいただいた言葉で大好きな言葉があるのですが、「検診はママが元気になる場所です」という言葉があって、それは本当にママたちにとっては心強いなという。
    先生はそういう気持ちでこのお仕事をやっていらっしゃるのはすごいな、と。

    水野先生:自分ができることはなんでもしてあげたい、といつも考えています(笑)。

    英里さん:すごいなあ。そういう先生に出会いたいですよね。

    水野先生:ありがとうございます。

蛯原 英里さん

Profile

ena AMICE(エナ・アミーチェ)代表 日本チャイルドボディケア協会 代表

赤ちゃん子育てのエキスパート

水野 克己先生

Profile

昭和大学江東豊洲病院 小児内科教授 1987年 昭和大学医学部卒業 1994年 小児科専門医 2014年 新生児指導医
蛯原 英里さんの推薦される先生(お子さんの主治医であるなど、公私共に交流があり)。
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